
「また辞めてしまった……自分は社会に向いていないのでは?」
INTPは、MBTIの中でも特に論理や思考の深さを大切にするタイプです。
だからこそ、意味が感じられない、非効率な仕事を延々とやらされる環境に強い違和感を覚えます。
その結果、なぜこの仕事を続けなければならないのか?という気持ちが拭えず、短期離職につながってしまうことも少なくありません。
この記事では、INTPが短期離職しやすい理由を深掘りしながら、
なぜ辞めてしまうのかではなく、どうすれば自分らしく働けるかを一緒に考えていきます。
目次
INTPが短期離職しやすい理由

納得できないことを続けるのが苦痛
INTPにとってなぜこの仕事をやるのか、この手順が本当に最適なのかといった問いによく悩みがちです。
しかし、現実の職場では、考えても従わざるを得ないといった空気が蔓延していることも多く、意味のないと思う作業の繰り返しに精神的な限界を感じるケースがあります。
納得できないまま続けることが苦痛であり、それが離職の引き金になってしまうのです。
感情優先の職場文化が合わない
INTPは感情よりも思考を優先する傾向が強く、論理的な理由が伴わない言動や組織の方針にモヤモヤしやすいタイプです。
たとえば
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上司の機嫌で指示内容が変わる
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感情論で物事が決まる
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チームの空気に合わせることが最優先される
こうした職場では、ストレスを感じやすく、働く意義を見出せなくなってしまいます。
細かい人間関係に疲れやすい
周囲に合わせなきゃと思っても、雑談の多い空気、感情を表現し合うコミュニケーションが苦手なINTPにとって、人付き合いそのものが大きなストレスになることもあります。
自分ではそれほど悪意がなくても、冷たい人と見られてしまったり、職場で浮いてしまうことも。
そのズレが居心地の悪さにつながり、長く続けることが難しくなることもあります。
INTPの短期離職は甘えじゃない|価値観と環境のミスマッチ

INTPは本来、とても思慮深く、合理的な判断を下せる優秀なタイプです。
しかし、それは同時に納得できないことを続けられない、曖昧な指示や感情的な言動に耐えられないといった繊細さにもつながります。
だからこそ、合わない職場では“早く離れたくなる”のは当然のこと。
これは「甘え」ではなく、本質的に合っていない場所に無理していた結果なのです。
周囲に合わせて自分を押し殺すよりも、自分らしく働ける場所を探す選択こそが健全です。
INTPに合わない職場・仕事の特徴

手段が目的化されている
- 昔からこうしているから
- このマニュアル通りに従って
といった形だけが優先される職場は、INTPにとって非常にストレスです。
目的や背景が語られない作業は意味を感じづらく、消耗しやすくなります。
感情的な指示やフィードバックが多い
- もっと熱意を出してほしい
- やる気がみれない
といった曖昧で感情的なフィードバックも、INTPには伝わりにくく、納得がいきません。
論理的に説明されないと、どう改善していいのかも分からず、評価にも不満を感じがちです。
INTPが活きる仕事・働き方

思考と分析が活かせる職種
活躍しやすい職種
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データ分析/リサーチ系
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ロジックベースのマーケティング/企画
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プログラミングやシステム開発
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編集・構成・ドキュメント設計などの裏方業務
情報を整理し、論理的に構築するスキルは、どの業界でも重宝されます。
結果や合理性を尊重する文化
活躍できる職場
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成果ベースの評価制度
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プロセスを自分で組み立てられる裁量
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効率的な進め方が歓迎される社風
INTPは最短で目的にたどり着く方法を考えるのが得意。
その力が認められる環境でこそ、自分らしく働けます。
一人の時間を確保できる働き方
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フルリモート/在宅勤務
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フレックスタイム制
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個人で完結するプロジェクト中心
周囲の目や空気に気を遣うことなく、自分のペースで深く集中できる環境は、INTPにとって非常に心地よいものです。
INTPがキャリアを考える上で大切にしたいこと

INTPは、「なんとなく」で働くことができないタイプです。
だからこそ、自分の軸や納得感を持てるキャリアを歩むことが重要になります。
重要な問い
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なぜ自分は働くのか?
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何をしているときが最も集中できるのか?
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どんなとき、ことに意味があると感じるのか?
こうした問いに答えていくことで、自分の理想に近づく働き方が見えてきます。
自分の気質に合った働き方を見直したいとき
INTPは、自分の中で考えすぎてしまうことも多く、悩みが堂々巡りになりがちです。
そんなときには、自分の思考を外に出し、視覚化することが役立ちます。
こちらの記事を参考にぜひ活用してみてください!
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まとめ|INTPの短期離職は違和感を大切にした結果

INTPが早期に辞めてしまうのは、周りのせいではなく、自分の感性が正常に働いている証拠です。
このままでいいのか?という違和感は、本質を見極めるための大切なサイン。
その声にフタをせず、より自分にフィットする環境を探す勇気を持つこと。
それこそが、INTPが満足できるキャリアを築く第一歩です。
無理に社会人らしく振る舞わなくても大丈夫。
あなたらしく働ける場所は、きっとあります。