
ENFPは、エネルギッシュで好奇心旺盛。
新しいことにワクワクし、アイデアを出すのが得意なタイプです。
一方で、ひとつの職場に長く留まるのが苦手だったり、型にはめられる働き方に息苦しさを感じたりと、仕事選びに悩む人も少なくありません。
「最初はやる気があったのに、気づけばモチベーションが続かない…」
「また辞めてしまった。自分は社会不適合なのでは?」
そんなふうに悩んでしまうENFPの方に向けて、この記事では「短期離職の背景にあるENFPの気質」と「自分に合った働き方のヒント」をお届けします。
目次
ENFPが短期離職しやすい理由とは?

興味の移り変わりが早く飽きやすい
ENFPは、最初のスタートダッシュは得意です。新しいプロジェクトや初めての仕事には、目を輝かせて取り組みます。
しかし、慣れてくると新鮮味が薄れ、マンネリを感じてしまうことも。
「もうこの仕事は理解した」「この先が見えてしまった」と思った瞬間に、興味が別の方向へ移ってしまい、やる気が続かなくなります。
これは決して怠けではなく、ENFPが刺激と成長を求める本能的な性質なのです。
自由がないとストレスが溜まる
ENFPはルールに縛られることが大の苦手です。
「この手順でやって」
「上司の承認がないと進められない」
など、決まりごとが多い職場にいると、モチベーションが著しく低下します。
こうしたらもっと良くなるのにと思っても、許されない環境では、ENFPは自分らしさを発揮できません。
型にハマった仕事よりも、自分のアイデアや感性を活かせる余地があるかどうかが、ENFPにとって非常に重要です。
人間関係に期待しすぎて疲れる
ENFPは対人関係においてとてもフレンドリーで、人懐っこい性格です。
だからこそ、職場にも「信頼できる仲間」や「気の合う人」がいてほしいと強く願います。
しかし、現実の職場では、価値観が合わなかったり、ドライな関係性だったりと、ENFPの理想とのギャップを感じる場面も少なくありません。
そのギャップが続くと、ここにいても自分らしくいられないと感じて、離職を考えてしまうのです。
ENFPの短期離職は向いてなかっただけ

短期離職を繰り返してしまうと、また失敗した、自分はだめな人間なのかと感じてしまうかもしれません。
でも、それはあなたの意志が弱いのではなく、ENFPの気質に合わない環境だっただけ。
居心地の悪さを早く察知できる感覚は、長い目で見ればあなたを守る力になります。
合わない場所に無理して居続けるよりも、自分の強みが活きる場所を探すことの方が早く自分らしく生きる近道です。
ENFPが苦手な仕事・環境の特徴

ENFPが「なんだか合わない」と感じやすい仕事や環境には、いくつかの共通点があります。
無理に適応しようとすると、ストレスが溜まり、最終的に短期離職につながりやすくなってしまいます。
以下のような要素がある職場では、ENFPの魅力が発揮されにくく、エネルギーが奪われてしまう傾向があります。
単調なルーティンワークが中心
日々やることが変わらず、同じ作業を淡々とこなすだけの仕事は、ENFPにとって退屈以外の何物でもありません。
毎日同じことの繰り返しにやりがいや成長を感じづらく、意欲を保ち続けるのが難しくなります。
評価が数字のみ
成果第一主義で、評価基準が「数字」だけという職場は、ENFPにとってプレッシャーになりやすいです。
人との関係性やチームへの貢献も大事にするENFPは、自分の頑張りを見てもらえていないと感じると、モチベーションが一気に下がります。
人間関係が希薄
ENFPは人とのつながりを大切にするタイプ。
業務連絡だけのドライな関係性、雑談もない無機質な空気は、ENFPにとって非常に居心地が悪い環境です。
ENFPに合った働き方や職場環境の特徴

一方で、ENFPがのびのびと力を発揮できる環境も確かに存在します。
合う場所を選ぶ意識にシフトすることで、キャリアの満足度は大きく変わります。
アイデアや自由度を活かせる職場
新しい発想や柔軟な働き方が歓迎される職場は、ENFPにとって最高のフィールドです。
合う環境
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ベンチャー企業やスタートアップ
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広報・企画・マーケティング職
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コンテンツ制作・イベント運営系
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フリーランスや複業可能な職場
などが挙げられます。
やることが常に進化していたり、試行錯誤が求められる環境は、ENFPの好奇心とクリエイティビティにマッチします。
フラットで温かい人間関係がある
ENFPは、上下関係よりも人としての信頼や対話を大事にします。
指示・命令ばかりの文化ではなく、こういう風にやってみたいと言える空気がある職場こそ、本領を発揮しやすい場所です。
刺激と変化が日常にある
ENFPにとって変化があることは、働き続けるための燃料です。
ジョブローテーションがあったり、新規プロジェクトが定期的にあるなど、刺激が日常に含まれている職場が向いています。
ENFPが短期離職を防ぐために意識したいこと

ENFPは本質的に「変化を楽しみたい」「自由に動きたい」という強い内面の欲求を持っています。
その魅力は、裏を返せば飽きやすさや移り気とも捉えられるかもしれません。
でもそれは、悪いことではありません。
そのエネルギーをうまく活かせるような働き方の工夫ができれば、短期離職を防ぎながら、自分らしく働き続けることも可能です。
興味の移り変わりを前提に設計
興味が変わるのは当たり前と受け入れたうえで、あらかじめ変化を組み込んでおくのがENFPには効果的です。
例えば
意識的に飽きのない環境を作る
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複数のプロジェクトを並行する
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副業を始めておく
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3ヶ月ごとに新しいスキルを学ぶ
小さな日常の変化の積み重ねで、自分の中に刺激とモチベーションを残しやすくなります。
飽きたからといって即辞めない仕組みを作る
飽きたときに即辞めたいと思うのはENFPあるある。
けれど、一旦立ち止まって今の職場でもまだ工夫できることはないか?と問いかけてみることも大切です。
- 他の部署に異動できないか相談する
- 新しい役割をもらえないか提案する
- 勉強会やイベントに参加するなど、自分から変化をつくる
辞めるか続けるかの二択ではなく、内部で環境を変えるという選択肢も持つことで、より納得のいくキャリアを描けます。
働き方そのものを柔軟に考える
ENFPにとっては、会社で働くという形式そのものが合っていない場合もあります。
こんな働き方はどう?
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リモートワーク
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業務委託やプロジェクト型の働き方
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フリーランスや複業という選択肢
自分の裁量で動ける環境に身を置くことで、ストレスや息苦しさが一気に減り、自然と長く続けられることも多いのです。
まずは自分に合った働き方を整理しよう
短期離職を繰り返すことで、自信を失ったり、自分のキャリアに迷いを感じることもあるかもしれません。
けれど本当は、何が合わなかったのか・どんな働き方なら自分らしくいられるのかを知ることができれば、それはみちしるべになります。
ENFPのあなたが、自分に合った職場やスタイルを見つけるために使えるのが、キャリアの軸を整理できる「キャリア再設計シート」です。
もし悩んだときはチャットでも相談がいつでも可能なのでぜひ利用してください!
まとめ|ENFPは変化を味方につける働き方を見つけよう

ENFPが短期離職しやすいのは、「やりたいことが多すぎるから」でも、「飽きっぽいから」でもありません。
それは、自分の中にあるエネルギーと、環境との相性が合っていなかっただけ。
合わない場所に無理して居続けるのではなく、自分の好奇心や自由さを活かせる場所を選べば、キャリアはもっとラクに、楽しくなります。
変化することを恐れずに。
むしろそれを活かせる働き方を選べば、ENFPのあなたはきっと、自分らしいキャリアを描けるはずです。